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【福田退陣】「基礎を築くことができた」 首相会見要旨(1)

2008.9.1 23:07
このニュースのトピックス国会
会見で辞任を表明する福田康夫首相=首相官邸で2008年9月1日午後9時37分 ※代表撮影※会見で辞任を表明する福田康夫首相=首相官邸で2008年9月1日午後9時37分 ※代表撮影※

 福田康夫首相は1日夜、首相官邸で記者会見し、辞任する考えを表明した。会見内容の詳報は以下の通り。

「昨年、私は安倍(晋三)前総理からバトンを引き継ぎまして、9月26日に総理に就任以来、1年近くたったわけでございます。その間、参議院選挙で与党が過半数割れをするというそういう状況の中で、困難を承知でお引き受けをしたということであります。正直申しまして最初からですね、政治資金の問題、年金記録問題、またC型肝炎問題、防衛省の不祥事等ですね、次から次へと積年の問題が顕在化してきた。こういうことに遭遇をいたしたわけであります。その処理に忙殺をされました。その中でも将来を見据えながら、目立たなかったかもしれませんけど、これまで誰も手を付けなかったようにですね、国民目線での改革に着手をいたしました。例えば、道路特定財源の一般財源化。また消費者庁の設置法の取りまとめ。国民会議を通じてですね、社会保障制度を抜本見直しをするといったようなことでございます。最終決着はしておりませんけどもね、方向性は打ち出せたと思っております。さらにその上に今年に入りましてからは、経済景気問題というものが大きな課題として浮上いたしました。ガソリンや食糧等の物価高騰に国民や農林漁業、中小企業、零細企業のみなさんが苦しむ中で、なんとかして強力な対策を作らなければいけない。こういうふうに思ったわけでございますが、その体制を整えることを目的に、8月に改造を断行いたしました。強力な布陣のもとで、先週金曜日に総合的な対策を取りまとめることができました。この臨時国会では、この対策を実施するための予算や、消費者庁設置法など、国民生活にとって一刻の猶予もない重要な案件を審議いたします。先の国会では、民主党が重要案件の対応に応じず、国会のかけひきで審議引き延ばしや審議拒否を行った。その結果決めるべきことがなかなか決まらない。そういう事態が生じたほか、何を決めるにもとにかく時間がかかったということは事実であります。今、日本経済はまた国民生活を考えた場合に、今度開かれる国会で、このようなことは決して起こってはならないこと。そのためにもですね、態勢を整えた上で国会に臨むべきであると考えました。国民生活のことを第一に考えるならば、ここで政治の駆け引きで政治的な空白を生じるという政策実施の歩みを止めることがあってはなりません。この際、新しい布陣の元に政策の実現を図ってまいらなければならないと判断をし、私は本日辞任をすることを決意いたしました。まだ経済対策や消費者庁設置法案を取りまとめ、国会の実質審議入りには時間があるこのタイミングを狙いまして、国民にも大きな迷惑がかからないというように考えた次第での時期を選んだわけであります。これをきっかけに次の自民党総裁の下により強力な態勢をしいてもらい、国家、国民のための政策実現に向けて邁進(まいしん)してもらうことを期待をいたしております。これまでの1年を振り返るならば、大きな前進のためのいろいろな基礎を築くことができたというように自負いたしております。みなさま方にもいろいろとお世話になりまして、心から感謝を申し上げます。以上私の辞任の気持ち、考え方でございます」

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会見で辞任を表明する福田康夫首相=首相官邸で2008年9月1日午後9時37分 ※代表撮影※
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