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【すごいぞ日本】論考編I 自信回復への指標(上) (2/2ページ)
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「20年もかけて成果はこれだけか」とのご批判はあろう。だが、この点にこそ実は、日本の本当のすごさがあったのではないか。
80年代には、英国のサッチャー改革、米国のレーガノミックスが小さな政府を目指し、規制緩和を急激に進めた。確かに米英経済は改善したが、同時に改革について行けない多くの倒産企業と失業者を生んだ。
日本のやり方は派手さには欠ける。だが、改革により生ずる激変を緩和しながら、時間をかけ、着実に経済のグローバル化に順応していった。その結果、90年代中ごろから金融、ITサービスは料金の低廉化、サービスの多様化が進み、消費者の選択肢が大幅に広がって市場規模も飛躍的に拡大した。
逆に改革がなかったら、どうなっていたのだろうか。日本はグローバル化の波から完全に取り残され、二流国に転落していたはずだ。
外来のさまざまな文化を吸収しつつ、使い勝手の良いものに作り直していくような柔軟性や応用力は、実は伝統的な日本の強みである。このことを忘れてはならないだろう。(寄稿 宮家(みやけ)邦彦)
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宮家氏は元外務省中東アフリカ局参事官。現在立命館大客員教授、AOI外交政策研究所代表。54歳。

