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大阪市がCIT事業で43億円債権放棄 バブル崩壊の傷いつまで…
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バブル経済崩壊で行き詰まっていた大阪市の外郭団体「市土地開発公社」の都市型小規模工場団地(CIT)建設事業で、市は公社への貸付金と利子145億円のうち43億円を放棄することを26日、決めた。
市は、今年1月には、この事業で66億円の債権放棄を余儀なくされるとしていたが、公社が他事業の収益分から10億円を返還に充てることなどを決め、債権放棄額は23億円圧縮された。9月定例市議会に補正予算案を提出する。
昭和57年度に始まったこの事業は中小製造業を集積する目的で、市内5地域で工場用地を造成・分譲、2地域は完売した。
市は計画主体として用地取得や造成資金を公社に貸し付けていた。しかし、地価の下落もあり、残る3地域で分譲が進まず、平成18年3月に事業の中止が決定、事業を中断した。これまでの事業費は319億円にのぼる。
市は今年1月時点で、島屋地区(此花区)の残っていた分譲地の売却代金を11億円前後と想定。これに区画分譲を断念した中島地区(西淀川区)と泉尾地区(大正区)の売却代金計68億円と合わせても市の債権145億円中66億円が焦げ付くとの見通しを立てた。
しかし、2月に売却した島屋地区の土地価格などが18億円で想定を上回った。さらに公社側が、一方的に市に債権放棄を迫ることは市民の支持が得られないと判断し、清算に際してこれまでの事業全体の黒字分や、他の事業の収益などの留保資金の一部計16億円を足し、総計で23億円を上積みした。