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【主張】新銀行東京 存続の意義見極めるとき (1/2ページ)
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東京都は多額の累積損失を抱える新銀行東京に対して、400億円を追加出資する予算案を都議会に提出した。ただ議会は、新たな増資を「問題の先送りにすぎない」としており、紛糾が必至の情勢である。
新銀行は不動産だけを担保にせず、技術力や事業の将来性を評価して無担保・無保証で融資する経営方針を使命として掲げている。新銀行は経営再建のため、その方針を転換するという。ならば、新銀行が当初意図した役割はすでに終わったといえないか。
新銀行東京は平成17年4月、当時深刻だった銀行の中小企業向け貸し渋り対策を目的に都が1000億円を投じて設立した。しかし、景気が回復して不良債権の重荷から解放された民間の金融機関が、積極的な中小企業融資に転じたことから競争が激化した。
その中で、新銀行は低い審査能力と営業の拡大志向のため、融資が大量に焦げ付いた。昨年6月に再建計画をまとめ経営陣を刷新したが、20年3月期の累積損失は1000億円に膨れると予想されている。