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アラブ映画界の巨匠 ユーセフ・シャヒーン監督死去
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アラブ映画界最大の巨匠として知られたエジプトの監督、ユーセフ・シャヒーン氏が27日未明、カイロ市内の病院で死去した。82歳。エジプトが「中東のハリウッド」と呼ばれた1950年代の映画全盛期にメガホンをとり始め、社会問題から娯楽、歴史映画まで幅広いテーマの作品を発表。67年の第3次中東戦争を取り上げた「ツバメ」(72年)では、敗北した政府の腐敗を描き、鋭い社会批判を行った。「アレキサンドリアWHY?」(78年)でベルリン映画祭銀熊賞を受賞、昨年には遺作「カオス」を発表するなど旺盛な制作意欲をみせた。
米欧でも有名なエジプト人俳優、オマル・シャリーフ氏を50年代にいち早く見いだし、主役に抜擢(ばってき)もした。地中海岸の北部アレクサンドリア出身。先月、脳卒中で倒れ、パリで治療を受けていたが、意識が戻らないまま今月17日、帰国していた。(カイロ 村上大介)