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【Re:社会部】いまだ見えぬ答え
このニュースのトピックス:北京パラリンピック
五輪に続いた障害者のスポーツの祭典、北京パラリンピックが12日間の幕を閉じました。
連日、新聞紙面やNHKなどで日本選手の奮闘や各国の技術が伝えられ、興味深く読みながら、2年前の悩みを思いだしました。
初めて取材したイタリア・トリノの冬季パラリンピック。障害者スポーツは「競技性」を大いに増していることを知りました。選手はスポーツとして競技やレースのポイントを語りたい。一方の私は障害やその克服の過程を中心に原稿を書きました。途中、そのズレに悩みました。
競技性のアップは、今回の北京パラリンピックでも、五輪で話題になった水着「レーザー・レーサー」を着用したり、陸上では五輪出場を目指した選手がいた点にも表れています。
ただ、競技性が増せば、結果に対する批判も強くなります。北京五輪では、金メダルと豪語しながらメダルなしに終わった星野ジャパンや、「惨敗」の男子柔道が批判の対象になりました。
パラリンピックでも、メダル数の責任の一端が選手に求められるようになるのでしょうか。五輪とはけた違いに少ない支援のなか、過酷な運命と環境を乗り越えて出場しているというのに…。
福祉の目的が強かったパラリンピックは現実として、その姿を大きく変えています。私の2年前の答えはまだ出ていません。(記)