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【ゆうゆうLife】向き合って 俳優・藤村俊二さん(73)(上)がまんしないことが医師とのきずな生む (1/2ページ)

2008.9.25 07:34
このニュースのトピックス病気・医療
「がまんしない、自分で悩みを抱え込まないことが、医師とのきずなを生む」と話す藤村さん(瀧誠四郎撮影)「がまんしない、自分で悩みを抱え込まないことが、医師とのきずなを生む」と話す藤村さん(瀧誠四郎撮影)

 俳優の藤村俊二さん(73)は約20年前、胃がんを経験しました。そのときの医師といい関係を築き、「がまんしない、自分で悩みを抱え込まないことが、医師とのきずなを生む」と言います。(北村理)

 がんと分かったのは、全くの偶然でした。

 17年前、友人の病院が分院を出すというので、お祝いの花がわりに、わが身を差し出したんです。人間ドックを受けた結果、初対面の先生だったのですが、あっさり「藤村さん、がんかもしれません」とおっしゃった。

 特に自覚症状もなかったのですが、「じゃあ、どうすればいい」と聞いたら、「切れば、治ります」というから、その通りにしたんです。

 ただ、芸能界の仕事をしてますから、予定は数カ月先まで入っていた。それで、いろいろ調整して、先生には半年ばかり待ってもらって、胃を3分の2ほど切除する手術を受けました。

 常に人に見られる仕事だし、僕の年代は、ほかの人に自分の病気のことを話したら負担をかける、と考えるものです。手術から退院までの1カ月あまり、「海外ロケに行ってくる」と言って、入院したんです。お土産まで用意してね。海外にはよく行っていたので、土産話にも事欠きませんでした。

 当時は、がんを告知するかどうかが話題になっていたころ。もし、外に知られていたら大変だったでしょうが、ばれなかった。

 6年ほどたち、時効だろうと思ったので、「徹子の部屋」でペロッと言っちゃったら、「藤村氏、がんを告白」なんて大騒ぎになりました。テレビで話したときががんだったと思われたみたいで。それぐらい、入院当時は全く周囲に悟られず、スムーズだったんです。

 その後も仕事を続けられたのも、告知段階から、先生と何でも話せて、病院とも信頼関係ができていたからだと思います。病気と闘ってくれるのは先生たちですから、甘えればいいんだと思います。

 患者は元の生活に戻るために治療を受けるのですから、そのために、どこが痛いとか、どうしたいとか言えばいい。それは、患者にしか分かりませんから。

 僕は告知を受けてからも、やりたいことをやって、普段と変わらない生活をしてました。告知されなかったら、普段の生活を続けただろうし、治療が遅れて深刻な事態になっていたかもしれませんね。僕は現実を受け止めるタイプだし、先生が性格や仕事を理解して、うまく告知してくれたのかもしれません。

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「がまんしない、自分で悩みを抱え込まないことが、医師とのきずなを生む」と話す藤村さん(瀧誠四郎撮影)
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