MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【ゆうゆうLife】ひとりでも自宅で(中) (1/2ページ)

2008.9.18 07:57
このニュースのトピックス美容・コスメ
電磁調理器の操作手順を説明する神宮司さん。訪問ヘルパーが来たときには一緒に調理する=鹿児島県鹿屋市電磁調理器の操作手順を説明する神宮司さん。訪問ヘルパーが来たときには一緒に調理する=鹿児島県鹿屋市

 ■電磁調理器 だれが操作を教えるか

 高齢者がひとり暮らしを続けるには、火の始末ができるかが、周囲の理解を得る上で大きな課題です。多くの自治体では、火の出ないIH調理器(電磁調理器)を提供していますが、「慣れない機械は嫌がられる」「認知症だと無理」との意見も。電磁調理器を導入した独居高齢者のお宅を訪ねました。(寺田理恵)

 サツマイモ畑が広がる鹿児島県鹿屋市の木造の一軒家。神宮司礼子さん(77)はかつて東京で働いていたが、父の介護のために戻ってきた。

 父の死後、ひとり暮らし。要介護1だが、台所に立ったり、歩いて5分の商店に買い物に行ったりする。「もう慣れたけどね」というものの、「緊急通報装置があれば…」と、ひとり暮らしの不安も漏らす。

 キッチンには、ガスコンロの代わりに卓上タイプの電磁調理器。火の始末に不安を抱く神宮司さんに、ケアマネジャーが4年ほど前に紹介した。

 神宮司さんは「ガスよりも、こっちの方が安全だから。もう慣れたからね。(設定温度などを知らせる音声ガイド機能が付いているので)どうなっているか、言ってくれるし。スイッチを押して、火加減のボタンを押すだけです」と操作方法を説明する。

 最初は、電磁調理器で使えない鍋を乗せ、底を焦がしたこともあったが、操作手順を何度か繰り返して覚えた。夕食は配食を利用するが、そうめんをゆでたり、お湯をわかしたりするのに電磁調理器を使う。訪問ヘルパーが週2回、来たときは、いっしょに調理をする。「後の掃除も簡単です」と神宮司さん。

 高齢になると、ガスコンロの火を消し忘れたり、袖口に火が燃え移ったりする危険がある。そのため、独居高齢者などを対象に、所得に応じて電磁調理器や自動消火器を給付する事業を、市町村が行う制度がある。しかし、あまり利用されていないようだ。「認知症高齢者が使うのは無理」との見方もあるが、認知症でも軽いうちなら、指導を受けて使い始める人もいる。

 霧島市の独居女性(85)は認知症で要介護2。3カ月前に電磁調理器を使い始めた。

このニュースの写真

電磁調理器の操作手順を説明する神宮司さん。訪問ヘルパーが来たときには一緒に調理する=鹿児島県鹿屋市

関連トピックス

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。