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【ゆうゆうLife】外出したい街づくり 医療と福祉を予防する  (1/2ページ)

2008.8.6 08:01
グループホーム「なもの」の訪問者と見送りに出た入居者=名古屋市南区グループホーム「なもの」の訪問者と見送りに出た入居者=名古屋市南区

 ■チャリンコ隊で空き家探し

 名古屋市の南医療生活協同組合は、介護保険発足を機に、認知症高齢者グループホームやデイサービスなどの開設を目指して、ほかの福祉施設見学を重ねた。

 近代的な施設は段差をなくし、スリッパや土足にしている所が多い。しかし、70年以上前の記憶が残っている認知症高齢者は混乱する。高齢者になじむのは古い民家で、「利用者が施設に慣れるのではなく、施設が利用者の生き方に合わせる」小規模グループホームの良さを学んだ。

 さっそく「チャリンコ隊」を結成し、地域の空き家探しを始めた。見つかったのは築60年の民家で、部屋の扉は引き戸、風呂やトイレも一般家庭と同じ、素足の生活である。玄関を出ると庭があり、四季を感じられる。こうして、1ユニット定員8人のグループホーム「なも」が誕生した。

 入居者はほとんど毎日、買い物、散歩、寺社のお参り、喫茶店での飲食、地域行事などに出かける。「なも」誕生の経過を知っている近所の人から声をかけられ、あいさつを交わす。店員と顔なじみになる。認知症になって人間関係や社会性が失われていたのが、外に出ることで回復し、生活意欲も向上した。地域内外からの見学者、面会、ボランティアなどの訪問者も多く、社会との接点ができる。

 「なも」管理者の水上晃さんは言う。「自宅に閉じこもっていては、スポットライトが当たることはない。ホームや地域の中での居場所と役割をつくることで、これまでの生活と同じような環境が保てる」と。

 「なも」開設委員でボランティアの浅井康子さんは、日本居住福祉学会の「居住福祉資源認定証」表彰式でこう、あいさつした。

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グループホーム「なもの」の訪問者と見送りに出た入居者=名古屋市南区
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