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【停車場ストーリー】JR根室線(愛称・花咲線)根室駅 「カニ」と「最東端」の2枚看板 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:停車場ストーリー
「日本最東端有人の駅」
北方領土に隣接する北海道根室市。JR根室駅のホームに降り立つと、そう書かれた看板が目に飛び込んできた。
根室駅は、東経145度35分12秒、北緯43度19分27秒に位置し、日本で最も東にある有人駅だ。実際の最東端の駅は、お隣の東根室駅だが、同駅は、無人駅となっている。
「朝日に一番近い街」「北海道、東のはじまり根室」。ポスターなど、街のあちこちに、根室が日本最東端の街であることをアピールするキャッチフレーズが並ぶ。
駅前の名物は、何と言っても、花咲ガニの販売店だ。花咲ガニは根室半島沖で獲れる希少なカニで、甲羅の長さは15センチほど。駅前に並ぶ販売店では、生きた花咲ガニを塩ゆでして、店頭販売していた。
「かさい商店」はその一つ。店主の葛西昭次郎さん(59)は「花咲ガニの旬は7月から9月末。夏の涼しさを求めて北海道に来る観光客が、花咲ガニを食べに、わざわざ根室に足をのばすほどおいしいんだ」と胸を張る。
オホーツク海と太平洋に面し、カニやサケ、サンマなどの豊かな漁場を持つ根室市は、水産業の拠点都市として栄えてきた。
根室駅の開業は、大正10年8月5日。この日、現在の根室線の滝川〜根室間が全通し、物資の大量輸送が可能となった。
昭和42年には市の人口は4万9000人を超えた。しかし、同52年、 200カイリの排他的経済水域の施行。さらに、平成4年からは、公海上でのサケ・マス沖獲り禁止などにより漁獲高が減少し、根室は今、厳しい経済状況に置かれている。市の人口も今年7月現在で3万 578人にまで減ってしまった。












