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【Re:社会部】それは大人の事情でしょ?
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高校野球の地方大会が終わり、夏の甲子園の出場校が出そろいました。3年間の努力、昨年のリベンジ、1球の怖さ…。取材した東京大会でも、球児たちはさまざまなドラマを見せてくれました。やはり高校野球の取材は楽しい。改めて感じたものです。
しかし、同時に今年の高校野球では違和感も覚えました。
「夏の甲子園」は今年、例年よりも約1週間い8月2日に開幕します。そのため、各地の地方大会も日程を早めることになりました。主催の朝日新聞社によると理由は「8日に開幕する北京五輪との重複をできるだけ避けたかった。高野連との協議で決めた」とのことですが、紙面やテレビ放映など、五輪と甲子園の両方を大きく取り上げたい“大人(企業)の事情”が見え隠れします。
そのしわ寄せをモロに受けたのが、ほかでもない球児たちです。東京大会が開幕したのは、期末試験まっただ中の7月5日。ある球児は「夜8時まで練習し、帰ってから勉強。睡眠は約2時間」と話していました。組み合わせ抽選会でも、抽選後に試験日と試合が重なった学校が集まり、日程を変える異例の措置が取られました。
十分な調整ができずに試合に臨んだ学校も多かったことでしょう。もう少し配慮できなかったのか−。3年間、この日のために努力してきた球児の涙を見るたび、頭をよぎりました。(志)