MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

【鉄道ファン必見】切符にサボに時刻表−閉館中の資料館所蔵品大公開! (2/3ページ)

2008.7.19 15:41
このニュースのトピックス鉄道マニア
藤尾さんの急逝で閉館中の「ふじおミニ鉄道資料館」=兵庫県朝来市山東町梁瀬藤尾さんの急逝で閉館中の「ふじおミニ鉄道資料館」=兵庫県朝来市山東町梁瀬

 なぜ藤尾さんが、この区間を選んだか、今となっては不明だそうだが、日本最低気温記録(氷点下41・2度、昭和53年)を持つ北海道幌加内町にあって、撮り鉄(写真系鉄道マニア)らに人気だった冬景色を思い浮かべたのだろうか。

謎のサボ

 「豊岡●(矢印)奈古」とだけ書かれたシンプルな古いサボがある。サボとは列車に取り付けられる行き先案内板のことで、サイドボードの略称だ。

 マルコメマークが打刻されているので国鉄・米子鉄道管理局(鳥取県)所属の列車用だったことがわかるが、こんな列車があったのだろうか。

 豊岡とはもちろん藤尾さんのテリトリー、兵庫県豊岡市の山陰本線豊岡駅。奈古とは…、調べてみると山口県阿武町の山陰本線奈古駅しかない。

 阿武町は、観光地として名高い萩市に三方を囲まれた、日本海沿いの町で現在の人口は4101人。古い国勢調査報告を見ても、昭和45年で7409人と小規模な町だ。

 両駅間の距離は、現在の時刻表で計算すると約410キロとかなりのロングラン。しかもサボには特急や急行などを示す列車名もないので、各駅停車用ということか?

 交通科学博物館資料室(大阪市)に問い合わせると「昭和50年代までの山陰線では珍しい距離ではありません」とのこと。

 かつての列車運行の発想は、長距離の各停を、それぞれの地域を通過する時間帯に応じて利用してもらおうというものだったというのだ。

 朝夕は通勤通学、昼間は買い物やおでかけ、深夜は急用といった具合で、京都発下関行きなどという列車もあったとか。

 しかし謎はなぜ奈古なのか、という点だ。「例えば現在の新快速網干行きのように、姫路から先は利用者が少なくても、車両区がある網干(姫路市網干区)まではせっかく列車を動かすのだから運用する、といったやり方は昔からあったかも知れませんが」と言う。

 現在の奈古駅は県立高校があるために通学利用者は多いようだが、国鉄時代、それもサボの状態から見てあまり最近ではなさそうな時代、車両基地があったようでもないし、何故発着駅に選ばれたのだろうか。

このニュースの写真

藤尾さんの急逝で閉館中の「ふじおミニ鉄道資料館」=兵庫県朝来市山東町梁瀬
玄関を入ると左手に広がる「切符地図」
一大ブームとなった愛国−幸福間の乗車券
石北本線主要駅の入場券。藤尾さんの足跡が偲ばれる
今はなきJR片町線の片町駅入場券
廃線直前の深名線湖畔−朱鞠内間の片道乗車券。777の日の和田山駅での購入にコレクターの執念がうかがえる
大阪万博記念周遊券
硬券乗車券組版。手に取るとずっしり重い。
資料館の天井を飾る阪和線−紀勢線特急に使われていた行き先案内のロール
山陰本線の長距離ローカル列車用だったと見られる豊岡−奈古間の横サボ(上)。
大人気のローカル線だった深名線のサボ。平成7年9月に廃線となった。
金沢と輪島を結んだ列車のサボ(上)。輪島までの鉄路も穴水までを残して無くなってしまった
後藤寺行と書かれたサボ。現在の田川後藤寺駅(福岡県田川市)行きとみられる
函館と網走を千歳経由で結んだのは往年の長距離特急「おおぞら」用か。「via」の英語表記が珍しい
東舞鶴の「鶴」の略字が時代を感じさせる
快速「海峡」のサボ
大阪万博では団体列車も登場した。いまでは考えられない万博列車
大阪と軍港・舞鶴を結ぼうと設立された阪鶴鉄道の記念サボ
往年の名特急はとつばめ
学生班はラッシュ時の押し込み要員アルバイト
国鉄職員の制帽。右は助役用、左は一般職用
ちょきちょきと音が聞こえてきそうなコレクション
そういえば改札の片隅で見たような…
新井駅のもの
戦前の国鉄職員用鉄道線路地図。日本占領下にあった朝鮮半島や台湾も描かれていた
戦前の鉄道路線図(近畿〜東海地方)
機関士・運転士見習教育手帳
梁瀬駅の貨物運輸作業台帳(昭和20年度)
昭和14年2月15日のダイヤ改正を掲載した時刻表
昭和25年新春のダイヤ改正号
昭和43年ダイヤ改正号
資料館の大きなゲージは藤尾さんの生前のまま。ボンネット型特急
主要な新幹線車両も揃っている
電気機関車EF66
梅小路運転区を彷彿とさせる車両基地。DD51型などのディーゼル機関車が並ぶ
ゲージの操作パネル
ゲージの一部。壁にはサボがずらりとかけられ、窓の下の棚には古い時刻表も並ぶ室内は鉄道天国

関連トピックス

PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。