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【鉄道ファン必見】切符にサボに時刻表−閉館中の資料館所蔵品大公開! (1/3ページ)

2008.7.19 15:41
このニュースのトピックスウイークエンド「MSN産経ニュース」
藤尾さんの急逝で閉館中の「ふじおミニ鉄道資料館」=兵庫県朝来市山東町梁瀬藤尾さんの急逝で閉館中の「ふじおミニ鉄道資料館」=兵庫県朝来市山東町梁瀬

 今年1月、1人の鉄道マニアが急逝した。兵庫県朝来市山東町の藤尾忠雄さん=当時(81)=だ。亡くなる前日まで、訪ねてきた若い鉄道ファンたちと鉄道談議に花を咲かせていたという藤尾さんが生涯をかけて収集したコレクションは、3万枚とも言われるおびただしい切符をはじめ、戦前からの時刻表やサボと呼ばれる列車の行き先案内板から貨物取扱帳などまで、今はもうなくなったり滅多に目にすることの出来ない品々がそろっている。

 閉館中のふじおミニ鉄道資料館にお邪魔して、現在保管されている貴重な品々を拝見した。

執念の切符

 玄関の引き戸を開けると、左側の小さなカウンターで、昭和62年の閉山まで明延鉱山(兵庫県養父市)で鉱石運搬に使われていた、一円電車の愛称で知られた「神明電車」の資料が出迎えてくれる。壁際には、採掘・運搬されていた鉱石まで飾られているのが徹底的なこだわり。

 続いて土間の右側の壁一面に広がるのが切符地図「旅の足跡。私の全国下車駅の国鉄・JR大阪駅構内入場券」。全国の鉄道網図に、駅の入場券を貼り付けた大作だ。

 廃止になった線の駅、第3セクターになった線の駅など、往年の国鉄の鉄道網を浮かび上がらせてくれる。

 また国鉄時代の末期に一大ブームを巻き起こした「愛国−幸福」(広尾線廃線に伴って昭和62年に両駅とも廃止)券など記念切符の姿も。

 昭和33年8月の印がある北海道・石北本線(新旭川−網走)の上川、留辺蘂(るべしべ)、遠軽各駅の入場券を見ていると、途中下車しながら道内を巡った藤尾さんの様子がしのばれる。

 息子の恭彦さんは「切符収集は自分で現地へ行って買うのが値打ちだと言ってました」と懐かしむ。まだお孫さんが幼かった頃は、2人で列車に乗るだけの旅を楽しんでいたという。

 もっとも出向けないこともあったようで、膨大な未整理切符の山の中に、和田山駅(兵庫県朝来市)発行の北海道・深名線(しんめいせん、深川−名寄)・湖畔−朱鞠内(しゅまりない)の片道切符を発見した。深名線は平成7年9月4日に廃線になったが、購入はその約2カ月前の平成7年7月7日。コレクターの執念をかんじる。

このニュースの写真

藤尾さんの急逝で閉館中の「ふじおミニ鉄道資料館」=兵庫県朝来市山東町梁瀬
玄関を入ると左手に広がる「切符地図」
一大ブームとなった愛国−幸福間の乗車券
石北本線主要駅の入場券。藤尾さんの足跡が偲ばれる
今はなきJR片町線の片町駅入場券
廃線直前の深名線湖畔−朱鞠内間の片道乗車券。777の日の和田山駅での購入にコレクターの執念がうかがえる
大阪万博記念周遊券
硬券乗車券組版。手に取るとずっしり重い。
資料館の天井を飾る阪和線−紀勢線特急に使われていた行き先案内のロール
山陰本線の長距離ローカル列車用だったと見られる豊岡−奈古間の横サボ(上)。
大人気のローカル線だった深名線のサボ。平成7年9月に廃線となった。
金沢と輪島を結んだ列車のサボ(上)。輪島までの鉄路も穴水までを残して無くなってしまった
後藤寺行と書かれたサボ。現在の田川後藤寺駅(福岡県田川市)行きとみられる
函館と網走を千歳経由で結んだのは往年の長距離特急「おおぞら」用か。「via」の英語表記が珍しい
東舞鶴の「鶴」の略字が時代を感じさせる
快速「海峡」のサボ
大阪万博では団体列車も登場した。いまでは考えられない万博列車
大阪と軍港・舞鶴を結ぼうと設立された阪鶴鉄道の記念サボ
往年の名特急はとつばめ
学生班はラッシュ時の押し込み要員アルバイト
国鉄職員の制帽。右は助役用、左は一般職用
ちょきちょきと音が聞こえてきそうなコレクション
そういえば改札の片隅で見たような…
新井駅のもの
戦前の国鉄職員用鉄道線路地図。日本占領下にあった朝鮮半島や台湾も描かれていた
戦前の鉄道路線図(近畿〜東海地方)
機関士・運転士見習教育手帳
梁瀬駅の貨物運輸作業台帳(昭和20年度)
昭和14年2月15日のダイヤ改正を掲載した時刻表
昭和25年新春のダイヤ改正号
昭和43年ダイヤ改正号
資料館の大きなゲージは藤尾さんの生前のまま。ボンネット型特急
主要な新幹線車両も揃っている
電気機関車EF66
梅小路運転区を彷彿とさせる車両基地。DD51型などのディーゼル機関車が並ぶ
ゲージの操作パネル
ゲージの一部。壁にはサボがずらりとかけられ、窓の下の棚には古い時刻表も並ぶ室内は鉄道天国

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