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【鉄道ファン必見】切符にサボに時刻表−閉館中の資料館所蔵品大公開! (1/3ページ)
今年1月、1人の鉄道マニアが急逝した。兵庫県朝来市山東町の藤尾忠雄さん=当時(81)=だ。亡くなる前日まで、訪ねてきた若い鉄道ファンたちと鉄道談議に花を咲かせていたという藤尾さんが生涯をかけて収集したコレクションは、3万枚とも言われるおびただしい切符をはじめ、戦前からの時刻表やサボと呼ばれる列車の行き先案内板から貨物取扱帳などまで、今はもうなくなったり滅多に目にすることの出来ない品々がそろっている。
閉館中のふじおミニ鉄道資料館にお邪魔して、現在保管されている貴重な品々を拝見した。
執念の切符
玄関の引き戸を開けると、左側の小さなカウンターで、昭和62年の閉山まで明延鉱山(兵庫県養父市)で鉱石運搬に使われていた、一円電車の愛称で知られた「神明電車」の資料が出迎えてくれる。壁際には、採掘・運搬されていた鉱石まで飾られているのが徹底的なこだわり。
続いて土間の右側の壁一面に広がるのが切符地図「旅の足跡。私の全国下車駅の国鉄・JR大阪駅構内入場券」。全国の鉄道網図に、駅の入場券を貼り付けた大作だ。
廃止になった線の駅、第3セクターになった線の駅など、往年の国鉄の鉄道網を浮かび上がらせてくれる。
また国鉄時代の末期に一大ブームを巻き起こした「愛国−幸福」(広尾線廃線に伴って昭和62年に両駅とも廃止)券など記念切符の姿も。
昭和33年8月の印がある北海道・石北本線(新旭川−網走)の上川、留辺蘂(るべしべ)、遠軽各駅の入場券を見ていると、途中下車しながら道内を巡った藤尾さんの様子がしのばれる。
息子の恭彦さんは「切符収集は自分で現地へ行って買うのが値打ちだと言ってました」と懐かしむ。まだお孫さんが幼かった頃は、2人で列車に乗るだけの旅を楽しんでいたという。
もっとも出向けないこともあったようで、膨大な未整理切符の山の中に、和田山駅(兵庫県朝来市)発行の北海道・深名線(しんめいせん、深川−名寄)・湖畔−朱鞠内(しゅまりない)の片道切符を発見した。深名線は平成7年9月4日に廃線になったが、購入はその約2カ月前の平成7年7月7日。コレクターの執念をかんじる。





































