ニュース: 生活 RSS feed
【人】第24代検事総長に就任した樋渡利秋さん (1/2ページ)
このニュースのトピックス:迫る裁判員制度
「これから刑事司法は大きく様変わりする。不偏不党の伝統を引き継ぎつつ、国民に、より身近で頼りがいのある制度の構築に努力したい」。1日の就任会見では、落ち着いた口調で重責をかみしめた。
司法制度改革審議会の事務局長として、裁判員制度の創設に尽力。その経験から、来年5月に始まる新制度への思いは尽きない。審議会では学者や弁護士らのかんかんがくがくの議論を見守り、「風通しが良くなるよう、仲介の労は取った。実りのある意見を出してもらった委員の方に感謝している」。
一方で、当時、反対意見の根強かった検察内部では、「国民のための司法改革。プロは好き嫌いを言ってはいけない」と主張し、改革を後押ししてきた。
「懐が深く、包容力がある」とは共通の人物評だ。部下の意見にじっくり耳を傾け、若い検事や検察事務官を官舎に招いてバーベキューを振る舞うなど、飾らない人柄で、世代を問わず人望もある。東大在学中に司法試験に合格し弁護士を志したが、世の中の矛盾をただす仕事にひかれ、検事の道へ。38年間の検事生活のうち20年以上は捜査・公判に携わった。



