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【鉄道ファン必見】とれたての魚を売り手と一緒に運ぶ! 鮮魚専用電車
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先頭に「鮮魚」と表示した3両編成の電車が、午前8時54分、大阪市の近鉄・鶴橋駅のホームに滑り込んだ。停車時間はたったの1分。電車から降りた人たちが、あわただしく段ボールや発泡スチロールの箱が降ろした。
鮮魚専用列車である。早朝に三重県の漁港で揚がった魚介類を奈良や大阪へ売りに行くため、伊勢志摩魚行商組合連合会が列車を借り切って平日と土曜日に定時運行している。
三重・宇治山田駅を午前6時9分に出発、奈良・大和八木駅を経由、鶴橋駅の次に、終点上本町駅へと到着する。
はじまりは昭和38(1963)年9月。道路網が整備されていなかった当時、とれたての魚を運ぶ最短の手段がこの列車だった。何十キロもある荷物を持った行商人らが乗り込み、おやつを食べたり、おしゃべりをしたり、車内はとてもにぎやかだったそうだ。
いまでは、高速道路の建設などで輸送の主役はトラックになった。鮮魚列車1便の利用者は、最盛期には100人を超えていたが、半数以下に減っている。
鮮魚列車は、かつては他の電鉄会社も走らせ、朝の駅の風物詩だった。次々と姿を消し、現在では近鉄のこの列車を残すだけとなっている。
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