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星出さん宇宙へ 打ち上げ成功に現地の友人らも沸く
【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=小野晋史】星出彰彦さん(39)を乗せ、轟音(ごうおん)と白煙を上げながら、米スペースシャトル「ディスカバリー」が青空に吸い込まれていった。日本の有人宇宙施設の本格運用に大きく踏み出す、重要な飛行だ。5月31日夕(日本時間6月1日早朝)の現地では、家族や友人らが任務の無事成功を祈りながら打ち上げを見守った。
星出さんは3歳のころから約4年間、父親の仕事の関係で米ニュージャージー州で暮らした経験を持つ。その際、家族でケネディ宇宙センターを見学したことが、宇宙へのあこがれ持つきっかけになった。
打ち上げを見守った、父親の壽夫さん(80)は「うれしい。非常にきれいな打ち上げで感激した。宇宙での作業をうまくやってほしい」とうれしさをかみしめる。
29日に開かれたバーベキューパーティーで、壽夫さんが「よくここまで来たな。頑張ってこいよ」と声をかけた。星出さんは普段通りの表情で「うん、わかった」とうなずき、仲間のクルーを紹介したという。
中学・高校時代の同級生ら6人も、打ち上げに合わせて現地入り。応援歌「ロボットアームで抱きしめて」を作曲した塙裕介さん(39)は、招待客席で見守った。
「祈る気持ちで空を見上げ、こぶしを握りしめた。成功した今は、念願の宇宙に行けておめでとうと言いたい」。塙さんによると、打ち上げ前日の深夜に招待客対象のツアーがあり、発射台で星出さんらクルーが前触れもなく登場。シャトルを背景に30分ほど話をすることができ、星出さんは「応援歌を持っていって、宇宙で聴くよ」と話したという。
初飛行となる星出さんを、日本人宇宙飛行士の仲間たちも見守った。若田光一さん(44)は、「彼が実験室を取り付けることで、日本人にとって宇宙は生活する場になる」と成功を確信した表情。
来年後半からISSに半年間ほど滞在する野口聡一さん(43)も、「前日に会ったときは、『頑張ります』と落ち着いていた。活躍を楽しみにしています」と話した。



