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【ファッション・ナビ】きれい色の一流ボストン
このニュースのトピックス:旅
三越日本橋本店副店長・坂井文枝
ゴールデンウイークに旅行を計画されている方は多いと思います。旅行の必需品といえば、カバン。普段はさまざまなTPOや洋服に合わせやすい無難な色のカバンを選びがち。でも、旅という非日常のシーンで使うカバンは、うきうきと気分が高揚するような明るい色のものがいいのではないでしょうか。
大峡製鞄(おおばせいほう)のトラベルバッグ「ドイツ・ボストン」(16万8000円)は計11色ありますが、私はオレンジを選びました。ドイツ製の子牛の革が使われ、形はシンプルですが、鮮やかな色はインパクトがあります。
荷物が多い女性でも2泊3日程度ならこれ一つで大丈夫。内部には大きな4つの内ポケットと、荷物のズレを抑えるバンドが備えられ、使い勝手は十分です。底には鋲(びょう)が9つも打たれ、革の傷みも少なそうです。
大峡製鞄は昭和10年創業。戦前に軍隊の背嚢(はいのう)を作っていた技術を生かし、戦後、ランドセルを作り始めました。学習院初等科で採用され、皇太子殿下も愛用されていました。ランドセルを手作りで縫製する技術は、日々改良を重ねながら同社の革製品全体に応用され、今やその技術は世界トップクラス。革製品の本場イタリアなど世界中から注文があるそうです。
「ドイツ・ボストン」のタグにはコード番号が刻印され、どの職人がいつ製作したかが分かるようになっています。職人の技術に対する自信を感じさせますね。ロゴやアイコンを強調する海外のブランド品ではなく、一見地味だけれど、さりげなく一流品を使う。そんなおしゃれ上級者を目指したいものです。

