- [PR]
ライフ
【月刊正論】加速する「歴史の真実」探究 記憶も知識も断絶した先に
大東亜戦争の開戦から70年という節目を迎え、若者の戦争観は大きく変容しているようだ。ある予備校の現代政治の講師が興味深いことを言っていた。憲法の授業で9条や自衛隊や戦争の話をする際、学生に日本が戦争になったときのことを尋ねても、「自衛隊が戦ってくれるから僕は大丈夫だし困ることはない」と安心顔なのだという。本人たちは自宅で普段通りの生活を行い、戦争が終わるまでのんびり暮らせると考えているそうだ。これには驚いた。本土決戦中も耐火構造の自宅で対岸の火を眺めるだけ。過度な個人主義、平和享受もついに新しい段階に到達したようである。(月刊正論1月号)
そんな現代の若者の戦争に対する考えは大きく3つに分かれると言っていい。まず、戦争にそれほど知識がなく、関心も薄い「無関心派」。2つ目は日本を護るために戦った将兵に感謝しようという考えである。靖國神社・護国神社に参拝する若者も多い。彼らを「英霊顕彰派」と名づけたい。そして3つ目は日本の過ちを謝罪し反省し、反戦・平和を訴えたいという考え方だ。ここでは「自虐史観派」と呼ぶことにしよう。
今回、「若者たちの戦争観」というテーマで小学生から20代までの若者から2カ月間、話を聞き続けた。100人以上を取材した結論から言うと、「無関心」「顕彰」「自虐」派は人数では7対1対2の割合で圧倒的に無関心層が多かった。歴史の年輪は日々広がっていく。どんなに先の大戦が歴史的大事件だったとしても若者には大昔のこと、関心が持てないのは当然かもしれない。
関連トピックス
- [PR]
- [PR]