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メタミドホス検出の中国産米を食用販売 大阪の販社、転売も

2008.9.5 16:29
このニュースのトピックス食の偽装
「三笠フーズ」九州事業所の敷地内に積み上げられたコメ袋=5日午後、福岡県筑前町「三笠フーズ」九州事業所の敷地内に積み上げられたコメ袋=5日午後、福岡県筑前町

 米加工販売会社「三笠フーズ」(本社・大阪市、工場・福岡県筑前町)が基準値を超える農薬やカビが検出され非食用とされた「事故米穀」を食用として販売していたことが5日、農林水産省の調べで分かった。基準値の5倍の有機リン酸系殺虫剤メタミドホスが検出された中国米など299トンを販売していた疑いが強いという。食品衛生法に違反する可能性も強く、農水省は同日、三笠フーズに回収を要請、同社も回収に応じる姿勢を示した。

 農水省によると、同社は政府から平成15〜20年度に、「事故米穀」とされた精米や玄米計1779トンを、工業用の糊(のり)用として購入。そのうち、基準値の5倍に当たる0・05ppmのメタミドホスが検出された中国産もち精米295トンをせんべいなど米菓や和菓子の材料として、福岡県の仲介業者3社に転売した疑いがある。

 また、カビの一種である発がん性物質アフラトキシンB1が検出されたベトナム産うるち精米など約4トンを焼酎の材料などとして、九州の酒造業者など数社に販売した疑いも浮上しているという。

 また、ほかにも中国米など510トンから同程度のメタミドホスやアフラトキシンB1が検出されているが、一般に流通せず在庫として残っているという。そのほか、950トン以上についての事故米穀については、販売先や用途は不明。

 同社は「食用として販売した」と不正販売を認め、「自社で独自に残留農薬を分析して、基準値以内だから販売してもいいと思った」と説明しているという。

 不正転売された疑いが強い中国米は、国際社会で輸入が義務づけられているミニマムアクセス(MA)米。輸入食品についてメタミドホスの規制が始まる以前の平成15年度に輸入された米だった。

 三笠フーズの冬木三男社長は、農水省の調査に対し「違反行為に当たることは認識していた」と話しているという。

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「三笠フーズ」九州事業所の敷地内に積み上げられたコメ袋=5日午後、福岡県筑前町
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