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【これでいいの? 日本の食】(上)消費者の「買い支え」必要 安すぎる価格 国内生産者にしわ寄せ (1/3ページ)

2008.9.2 07:16
このニュースのトピックスエネルギー問題
千寿葱の袋詰めを行う葱茂の安藤将信さん=東京都足立区千住千寿葱の袋詰めを行う葱茂の安藤将信さん=東京都足立区千住

 食料品の値上げが相次ぐ中で、安さを追求した商品に消費者の人気が集まっている。消費者にとって価格は安いにこしたことがないが、安さを求め続けることなどで、外国産の食品が食卓にあふれ、食料自給率は40%と、欧米先進国に比べ著しく低い状態だ。加えて、国内の生産者は生活が成り立たず、担い手不足が深刻化している。食は命を支える基本。日本の食の在り方を考える。(平沢裕子)

 東京の下町、千住に長ネギしか扱わない市場がある。ネギの仲卸「葱茂(ねぎしげ)」(足立区千住)専務の安藤将信さんは、このネギ市場で毎朝、競りによって長ネギを仕入れ、飲食店やスーパーに卸している。競りでは、商品の需要が多ければ値段が上がり、少なければ下がるのが普通だが、安藤さんはあらかじめ決めた最低価格より値段を下げることはしない。安くしすぎるとネギ農家の生活が成り立たなくなるためだ。

 葱商と呼ばれる安藤さんら長ネギの目利きが競り落とした長ネギは「千寿葱(せんじゅねぎ)」と呼ばれ、中には売値で1本350円するものもある。「スーパーなどで3本150円で売られているものとは味も香りも違う。高いお金を出すだけの価値があるが、消費者の多くは安い方がいいという。いい物を作ったら高くて当たり前なのですが…」と安藤さん。

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千寿葱の袋詰めを行う葱茂の安藤将信さん=東京都足立区千住
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