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【わたしの三ツ星】推薦人 アルピニスト、野口健さん (1/2ページ)
■「死」と隣り合わせだからこそ
登山家はいつも「死」と隣り合わせにいる。今食べている食事が“最後の晩餐(ばんさん)”にならないともかぎらない。アルピニストの野口健さん(34)は、だからこそ食事に凝る。ヒマラヤのキャンプには大好きな和食を中心に大量の食材を持ち込む。日本をたつときは好物のすしを存分に食べていくのだ。
「まなぶ」に通い始めて6、7年になる。「味は銀座の一流店に負けないけれど、値段はずっと安い。一切妥協しないご主人の姿勢が素晴らしい。すしの奥深さを教えてもらった店ですよ」というほれ込みよう。
すしの奥深さとは何か? ご主人の及川英明さん(39)に尋ねると、うーんとうなった後で、「魚を選んでいるとその都度新たな発見がある。いつも使っている魚でも、抜群にいい時期があったりしますしね」。
市場へはいつも“一番乗り”。ときには千葉から東京・築地へ足を延ばす。そして必ず魚に触って、よいものを選ぶ。すし屋の中には市場に行かず、電話で注文を済ませる店もあるが、「そんなことをしていたら、すし屋の楽しみがなくなっちゃいますよ」とニヤリ。
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