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【きのうきょう】赤毛のアン
横浜市磯子区 後藤香苗(60)主婦
月に2回、地域の公民館で朗読を始めて、3年になる。昔から朗読は苦手で避けてきたが、声を出すことは体にもいいと聞き、挑戦してみることにしたのだ。
ここ数カ月は、『赤毛のアン』を読んでいる。十数人がそれぞれの役を担当し読み進む。私はときどきカタカナでつっかえてしまう。
今年は「アン」が出版されて100年ということで、「アン」に関するものが出回っている。誰でも若いころに読んだといわれる「アン」だが、私はストーリーをほとんど知らなかった。
田舎町の小、中学校で過ごしたが、小さな図書室はあった。日本や外国の文学全集は並んでいたように思うが、先生から「アン」を紹介された記憶がない。多感な年齢のときに「アン」を読んでいたら、私の卑下する性格など変わっていたかなぁ、とも思う。
60歳で「アン」に出会って、日々、明るく過ごしたいと思う、このころだ。