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【きのうきょう】結石
大阪市平野区 木村陽子(43) パート
夜中から早朝にかけて、転げ回るほどの痛みが背中を襲った。うめき声をあげる私を、ただただ見つめる高2の息子と小6の娘。夫が救急車を呼び、病院に運ばれた。腎臓(じんぞう)結石と診断された。年に1度の健康診断は欠かさず受診し、食べ物に気を使い、血液がサラサラであることが自慢だった私。まさか体の中で石ができていたとは。
薬を飲み、次の日から普通の生活に戻った。料理、洗濯、日常生活の一つ一つがうれしく、夜、布団に横になったとき、「幸せだな」という思いに包まれた。
あの痛み、私にとっては陣痛も超えるほどのものであった。だが、痛みの記憶は次第に薄れていく。時がたっても薄れることのないものは、5時間もの検査の間、付き添ってくれた夫。まともに歩けない私の手をしっかり握り続けてくれた息子。帰宅したときの娘の泣き顔。ありがとうの気持ちとともに、忘れることはないだろう。