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【すごいぞ日本】緑はるかに(3)人の輪が支えた難事業 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:すごいぞ日本
■人の輪が支えた難事業
失敗続きだった中国・黄土高原の緑化事業が実を結んだのはなぜなのか。「緑の地球ネットワーク(GEN)」の高見邦雄事務局長は「本当に人に恵まれた。とても偶然とは思えない」と16年間を振り返る。「もう駄目だ!」と観念しかかったところで天の配剤のように得難いパートナーに出会い、日中双方で絶妙の人的ネットワークができあがったという。
1992年に事業を立ち上げ、翌年には早くも資金難に陥ったが、日本の環境事業団(現・独立行政法人環境再生保全機構)に発足したばかりの地球環境基金の助成を受け、何とか生き延びることができた。
94年春には大同市周辺の農民を主体に日本のボランティアも参加し、6万本のアンズを植えた。野ウサギやアブラムシに苗木をかじられ、2年後には全滅、悔し涙に暮れた。
□柔軟な発想と情熱
だが、協力相手の大同市青年連合会の祁(き)学峰副主席と肝胆相照らす関係を築き、96年に祁さんが所長となって中国側団体「緑色地球網絡大同事務所」が発足した。事業が本格的に動き出すのはこのころからだった。
問題にぶつかるたびに何通りもの打開策を用意できる祁さんの柔軟な発想と高見さんのいちずな情熱が、うまくかみ合ったようだ。

