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「劇症の食物アレルギー」 学校現場、慎重な対応を (1/3ページ)

2008.9.6 08:10
このニュースのトピックス子供の安全
三重県教委が作成した食物アレルギー対応の手引。食物アレルギーにどう対応するか詳しく解説している三重県教委が作成した食物アレルギー対応の手引。食物アレルギーにどう対応するか詳しく解説している

 ■リスク高い「ピーナツ」「そば」

 そばやピーナツ(落花生)は食物アレルギーの中でも、劇症のアナフィラキシーを引き起こすとされる。給食で「ピーナツあえ」が出たり、修学旅行でそば打ち体験をしたり、学校現場では、これら食品に触れる子供も多いが、アレルギーの専門家は「食物アレルギーは命にかかわること」と、慎重な対応を求めている。(平沢裕子)

 食物アレルギーは、場合によっては死に至ることもある疾患だ。米国ではピーナツなどナッツ類が原因で年に50〜100人が死亡しているほか、日本でもそばやエビが原因の死亡が毎年数件報告されている。

 食物アレルギーを起こす食品には卵や乳、小麦、そば、ピーナツ、エビ、カニなどがあるが、中でもそばとピーナツはショック死することもある劇症のアナフィラキシーを引き起こす食品として、特に注意が必要だ。そばについては、20年前にそばアレルギーの中学生が給食のそばを間違って食べて死亡する事故があったことから、今では学校給食で出されることはほとんどないという。

 給食の献立には上らないそばだが、最近は修学旅行の体験学習として「そば打ち」を行う学校も多い。複数ある体験学習の選択肢として用意される場合が多いが、相模原病院臨床研究センターアレルギー性疾患研究部の海老沢元宏部長は「そば打ちは、そばアレルギーの子はやりたくても絶対できない体験。その子は別の体験をすればいいというかもしれないが、学校行事ならば、すべての子供が共通で楽しめるものを探すべきではないか」と疑問を投げかける。

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三重県教委が作成した食物アレルギー対応の手引。食物アレルギーにどう対応するか詳しく解説している

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