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産経志塾で谷内前外務次官、感覚みがく重要性を指摘
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若者を対象に2日開塾した「産経志塾」で、講師の谷内正太郎氏は、外務次官時代に北朝鮮への毅然(きぜん)とした対応などを支えた外交理念について語るとともに、「日中関係の未来は自分たちがつくるという気持ちで努力してもらいたい」などとエールを送った。参加者からは「日本の中枢で活躍した人の話を聞けて感激した」などの声が聞かれた。
谷内氏は講義の冒頭で、現場を直接見たり、ビデオ映像などで過去の出来事を知る重要性に触れ、「米同時多発テロのビル崩壊の映像を見たかどうかで、米国の怒りとその後の行動についての理解は全く異なる」と指摘し、事象への感覚を磨く必要性を説いた。
質疑応答では、日本が国連安保理の常任理事国に入る意義を問う声に、「国際社会の情報収集の面からも有利で、湾岸戦争時の苦い経験を繰り返さずに済む」と説明。質問した川崎市の大学生、後藤文江さん(23)は「自国の利益を守るためにも、理事国入りを目指すべきと分かった」。
谷内氏は「賢者は他人の経験や歴史に学ぶ」として、読書の重要性も強調。「先輩から貪欲(どんよく)に吸収し、この産経志塾で集まった人間関係も大事にして、お互いに切(せつ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)してほしい」と話した。
東京都杉並区の熊谷洋一さん(29)は「前外務次官として答えにくい質問にも丁寧な回答で感激した。外交だけでなく、読書をはじめ視野が広い方だと感じた」と話していた。



