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【集う】「6歳からのハローワーク」(18日、東京都新宿区のアニコム損保)
「一緒に住んでいる動物を教えてください」
「うさぎちゃんです」
「パンフレットを送ります。では、うさぎちゃんによろしくお伝え下さいね」
子供たちがインカムをつけて電話オペレーターと顧客の役割を体験する場面。ハローワークといっても仕事探しではなく、大人の仕事を体験する企画だ。ペット保険専門のアニコム(小森伸昭社長)本社を、民間学童保育「こどもみらい塾」(東京・恵比寿)の8人の小学生が訪れ、名刺交換や電話応対を体験した。
いずれも新しい組織。コラボレーションが実現したのはFMラジオがきっかけ。番組で社会体験を重視する塾のユニークな方針が紹介されているのを聞き、アニコム側が「うちにも来てほしい」と声をかけた。
そもそも塾を立ち上げた理由について末木佐知代表は「小1の壁」を挙げる。「保育園は夜まで預かってくれるが、小学校は学童保育があっても午後6時ごろ終わってしまう。その時間までにお母さんたちが仕事を終えるのは難しく、それ以降も預かるようにしました」
社会に目を向けてほしいと「枝豆王子」で知られるミュージシャンの児島啓介さんが譜面書きや作曲を教えたり、有名デザイナーが基礎造形を遊びながら指導。この日のように教室を飛び出すこともある。
アニコムは若手社員でチームをつくり人形劇なども披露した。「保険の仕事をわかりやすく教えようと工夫しました。職場は忙しくピリピリすることもあるので、子供たちが来ると和やかになります」とインストラクター役の山本ありすさんはほほえむ。
では大人同士が企画したイベントの感想はどうだっただろうか。「パソコンをこんなにいっぱい見たのは初めて。いろんな仕事があるんだなと思った」(小1、畠山紗帆ちゃん)、「本当に電話をしているみたいで楽しかった」(小4、山中博貴くん)と好奇心を十分満たしたようだった。 (大家俊夫)

