ニュース: 生活 RSS feed
「こども環境管理士」…保護者もどうぞ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:環境・エコ
■正しい知識 家庭でも
身近な生き物への接し方や自然環境の大切さを乳幼児に伝える「こども環境管理士」の資格試験が、今年2回目を迎える。保育士や幼稚園教諭を対象に昨年から始まり、予想以上に反響があったことから、主催する日本生態系協会(東京都豊島区)は、今年から保護者にも門戸を広げた。資格をきっかけに、環境教育や身近なエコに対する意識が、さらに高まることが期待されている。(安田幸弘)
資格は1級と2級の2種類。東京都東久留米市立ちゅうおう保育園の保育士、木沢美希子さんは昨年、1級を取得した。
以前、近くの工事現場からザリガニがいなくなって子供たちが寂しい思いをした経験などから自然環境への関心が高まり、資格に挑戦した。「鳥や虫など生き物への思いやりは人への思いやりにつながる」という木沢さん。現在は保育園で0歳児クラスを受け持つ。
「おなかの大きなカマキリを見せて『なんで大きいんだろうね』と語りかけながら、子供たちの興味を広げたり、生き物にも気持ちを寄せられるようにしたり」。アリやダンゴ虫を殺す子供がいたら単に「殺しちゃだめ」としかるのではなく、「次はやさしくしようね」と声をかけて、命の大切さを子供たち自身が考えられるように工夫しているという。
千葉市稲毛区、あやめ台幼稚園の神野茂美園長も昨年、1級を取った。園内の畑で野菜を育てるなど、もともと子供たちの自然体験を重視してきた。「資格を得るための勉強で学んだことなどを、職員に伝えていきたい」と話す。
「こども環境管理士」の試験は1、2級共通で筆記試験と小論文がある。昨年の筆記では、外来種や鳥獣保護法などの基礎知識のほか、「園にカラスが巣を作ったらどうすればいいか」など身近な問題も出題された。1級は筆記試験合格者のみ面接試験もある。


