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家族が不治の病になったら 悩み分かち合う一冊 (1/3ページ)
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もしも家族が難治の病にかかり、永久の別れを覚悟しなければならなくなったら、どうすればいいだろう。別れの日まで続く正答のない問いかけや悩みに対し、具体的な場面ごとにヒントを得られる本が相次いで出版されている。余命宣告を受けたがん患者とその家族の姿を通して、闘病を支える悩みを解消する一助がそこにはある。
≪相談相手が必要≫
静岡県磐田市の藤原すずさん(33)は、膵臓(すいぞう)がんを患った母親の闘病を支えた体験を『おかあさんががんになっちゃった』(メディアファクトリー)にまとめた。告知後の家族の様子をほのぼのとしたタッチの漫画で描いている。
告知当時、藤原さんは26歳、そして母親は55歳。「治る人が多い時代なのに死を思い浮かべ、ショックを受けました。『私がもっと良い子だったら、こんなことにならなかったのに…』と考えてしまった」と藤原さんは振り返る。
親類が訪ねてきたとき、家族に対する「かわいそう」「ストレスかしら」といった一言に傷ついたこと、治療法をめぐりあれこれ言われ戸惑ったこと。父や弟と感情が合わずイライラしたり、闘病の末、余命1カ月の宣告を母親に伝えるかどうか悩んだり…。患者の家族だからこそ体験したエピソードを織り込んだ。


