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サリドマイド再承認 安全確保に積み残された課題も
このニュースのトピックス:病気・医療
過去に薬害を起こし医療現場から姿を消したサリドマイドが、再び市場に流通することになった。
早期の承認を求めて厚労省に要望書などを提出していた「日本骨髄腫患者の会」副代表の上甲恭子さんが「この日を何年も待ち続けた」というように、全国で約1万4000人といわれる多発性骨髄腫の患者らにとっては朗報だ。
再び薬害を発生させないように、安全管理をどう実現していくかが今後の課題になる。厚労省は被害者らも交えた専門家会議で安全性を議論。3日の審議会薬事分科会も大半を安全管理に割いたという。その結果、服用中の妊娠を避けるための規定や、きめ細かい妊娠検査などが行われることになった。
しかし、被害者団体「いしずえ」事務局長の間宮清さんは、薬害で死産した胎児への補償や先天性異常の監視を国として行うことなどが課題として残されていると指摘。さらに「企業の責任ももっと明確にすべき」という。
安全への舵取りを任された厚労省や製薬会社には、引き続き安全に向けた不断の体勢改善と努力が求められる。(赤堀正卓)