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赤字続きの地方病院 大都市に研修医集中
このニュースのトピックス:労働・雇用
総務省の平成18年度統計によると、全国973の自治体病院の赤字合計額は1985億円にも上る。
民間病院と異なって、地域の基幹・中枢病院として、救急医療などの不採算部門や僻地(へきち)医療を業務にしなくてはならないことが赤字の最大要因だ。
加えて、16年度から導入された新臨床研修制度が、地域病院の医師不足を決定的なものにした。研修先が自由に選べるようになったことで、大都市に研修医が集中してしまった。
銚子市立総合病院の診療休止について、総務省自治財政局では「年度途中に休院となる例は聞いたことがない」と指摘。公立病院が自治体の財政を圧迫している現状に「事業規模の縮小や、周辺病院と経営統合、民間委託に踏み切る自治体は少なくない」と話す。
事態改善のため、総務省は昨年末「公立病院改革ガイドライン」を定め、自治体ごとに経営効率化計画を策定するよう求めている。
厚生労働省も、深刻な問題となっている医師不足に対応するため、医学部の定員を増やすことや、新臨床研修制度の見直し議論を始めることになっている。しかし、効果がでるのは数年先になりそうだ。