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【ライブnote】レディオヘッド 5日 埼玉スーパーアリーナ

2008.10.12 08:14
(C)KENJI KUBO(C)KENJI KUBO

ロックの変革者、ステージでも

 1990年代以降に登場したロックバンドの中で最も革新的といわれる英の5人組レディオヘッド。欧米と同様、日本でも熱狂的なファンを獲得している彼らの約4年ぶり7回目の来日公演(5日、埼玉スーパーアリーナ)を見たが、ライブバンドとしても一級の実力を発揮したステージだった。

 92年にデビュー。当初はグランジ・ロック(ハード・ロックの新種)の亜流的存在だったが、3作目「OKコンピューター」(97年)は現代音楽とマイルス・デイビス、エンニオ・モリコーネのサウンドが混在。ロック音楽の変革者と呼ばれた。最新作「イン・レインボウズ」(07年)は買い手が価格を決めてネット購入する方法を採用。音楽ビジネスの変革にも挑んだ。

 ステージではそんな彼らの革新ぶりがよりリアルかつ生々しく迫ってくる。とりわけリズムと演奏が等間隔でズレたままの「ピラミッド・ソング」の革新ぶりは半端ではない。

 とはいえ、彼らの代表曲「パラノイド・アンドロイド」の元ネタはビートルズの「ハッピネス・イズ・ア・ウォーム・ガン」(68年)だし、ステージでしゃがみこんで電子機器をいじくり回すギター奏者の姿はピンク・フロイドの映像作品「ライブ・アット・ポンペイ」(72年)での「神秘」の演奏とそっくり。ロサンゼルスの音楽業界関係者と彼らの話題になると「フロイドはやっぱり凄かった!」という予想外の結論に落ち着いたことを思い出した。(岡田敏一)

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