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「妥協なし」骨太ハードロック セイヴィング・エイベル (1/2ページ)
聴いた瞬間、目の前に広がったのは、アメリカのフリーウェイをゆっくりと運転する光景だ。ドライな空気に良く似合う、メロディアスで骨太なハードロック、カーラジオのボリュームを思わず上げたくなる、そんなすごいやつらがやってきたと感じた。
聖書の「カインとアベル」から名づけたというバンド名セイヴィング・エイベル。アメリカ南部ミシシッピ州で2004年にジェイソン(ギター)とジャレッド(ボーカル)は出会い、曲作りを始める。著名プロデューサー、スキッド・ミルズの耳をとらえたのはこのアルバムにも収録されている「18 Days」というナンバー。歌い出す前の呼吸から最後フェードアウトしていく瞬間までひと時も耳をそらすことができない名曲だ。
ジャレッドはソングライティングについて、「何か思い煩うことがあると書きとめておくんだ。最良の曲を搾り出すには、涙が出るくらい、感情の針が振り切れないとね。その思いが初めて人の共感を呼ぶんだ」と話す。ブレークのきっかけとなった曲「Addicted」は彼がまだ病院で働いていたころに作った曲だそう。
ニッケルバックやパール・ジャム、さらにはメタリカにも通じるサウンドは、妥協することのない曲の美しさという面では決して負けていない。来日を心待ちにしたいバンド。(DJ AIKO62/SANKEI EXPRESS)


