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女性ジャズボーカルCD どのアルバムがお好き?
邦人プロデューサーが手がけた女性ジャズボーカルの最新CDアルバム3枚を紹介したい。
誠実でストレートな歌いっぷりに好感がもてるオーストリアの歌姫シモーネの「恋をしましょう」は今年4月、ニューヨークのスタジオで、米国内で活躍するジャズメンをバックに吹き込まれた。米映画の主題歌からヒットした表題曲をはじめ、「テネシー・ワルツ」やボサノバの名曲「コルコバード」などを甘く切なく歌い上げる、夜のムードにもぴったりのスタンダード集だ。
米国で生まれ育ったラテン系の新星サーシャのデビューアルバム「サンディエゴの恋人」は、英語、スペイン語のほか、ポルトガル語、イタリア語、フランス語を器用に使い分け、4曲のオリジナルと、ジャズのスタンダードからボサノバ、シャンソン、カンツォーネなどの全15曲を新人離れしたスケールの大きさで熱唱する。2001年から昨年までの7年間に残した録音をまとめたものだが、これほどの歌唱力の人がいまさらアルバムデビューなのかと、将来の期待が高まる傑作名盤である。
最後は一昨年10月にアルバムデビューした日本人歌手、グレース・マーヤの通算4枚目となる「イパネマの娘」だ。長年クラシックピアノを弾いていたが、一転してジャズに目覚めたこの人のアルバムは出すたびに味わい深いものになってきている。今回は初めてボサノバの名曲集に挑戦。歌詞に込められた感情を繊細にのびのびとたどって、珠玉のアルバムに仕上げた。(宝田茂樹)
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