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【すごいぞ日本】近未来職人(2)音響機材も和洋折衷の進化 (1/2ページ)
■音響機材も和洋折衷の進化
世界の音楽産業の中心、ロサンゼルスで確固たる地位を築いたスタン・カタヤマさんの成功は、日本のロック系音楽機器の性能にも支えられている。
たとえば、ハリウッドの老舗ライブハウス『ハウス・オブ・ブルース・サンセットストリップ』。つい最近、カタヤマさんがライブの音響の仕事をしたときにも、ステージで使われた楽器の半分は日本製だった。
◆ロック半世紀
アフリカ音楽にルーツを持ち、米国で開花したブルース、ロック。日本のハードとソフトの相乗効果がいま、そのステージを支えているのだ。
「80年代からライブで日本の機材を見かけるようになり、いまでは日本製があるのが当たり前。アメリカで働く日本人としてうれしいことですね」
カタヤマさんは大阪大学工学部を卒業し、1977年に日本楽器製造(現ヤマハ)に入社した。
81年に「楽器の部品作りより演奏がしたい」と退社を決意したが、「ロスで働いたら考えも変わるぞ」と社長に説得され、同社がスタジオを新設したばかりのロサンゼルスに転勤した。テレビCMの音楽制作などに携わって最先端の録音技術を習得し、88年には帰国の辞令を断って退社。今日に至っている。
米国でロックが誕生して50年余り。当初は楽器も欧米製が主流だった。たとえばギターなら米国のフェンダーやギブソンといったメーカーが有名だ。
ところが、最近は逆に世界の一流演奏家が日本製を好んで使う傾向が目立っている。ピアノやキーボードのトップメーカーであるヤマハとローランドの本社はいずれも浜松市。エレキギターの音色を変えるエフェクターに至っては70年代以降、ローランド社のグループ会社BOSSの製品が世界を席巻した。
80年代以降は、“ポコポコ”サウンドと呼ばれるローランド製のリズムボックスの独特なアナログ感を英国の老舗バンド「ジェネシス」のボーカル兼ドラム奏者、フィル・コリンズらが多用し、エレキギターも日本生まれのアイバニーズを愛用する著名ミュージシャンが増えている。
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