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【週刊ハリウッド】北京五輪にみるデジタル革命 (1/2ページ)
盛り上がりを見せている北京五輪は本格的にインターネットでのビデオ配信が行われる初めての五輪でもある。ネットとテレビは果たして共存できるのか。米で五輪中継を担当するNBCの好調な滑り出しをみると、答えは「イエス」のようだ。
NBCは今回の五輪で、延べ3600時間にも及ぶ中継を実施する。これにはマイクロソフトの最新技術、シルバーライトを使ったインターネット中継サイト、NBCオリンピック.comでのストリーミング中継も含まれる。
この「テレビ+ネット」の中継態勢がいかに革命的かを示すおもしろい数字を米紙マイアミ・ヘラルドが紹介している。1960年から2004年までの夏季五輪の延べ中継時間を合計しても2565時間にしかならないらしい。たった1回の大会でそれを上回る北京五輪の中継態勢がいかに前代未聞か、うなずけようというものだ。
米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、北京五輪開会式のテレビ中継は時差の関係から録画となったにもかかわらず、米国で約3420万人が視聴した。これは前アテネ五輪の35%増となるという。
ネット経由で五輪をみた人は初日の1日間で480万人に達した。これは06年トリノ冬季五輪のピーク時の4倍にあたるといい、こちらも好調といえよう。ただし、テレビの視聴者を押しのけるほどの規模にはまだ達していない。
NBCの発表によると、五輪開始後4日間の視聴者は1億5700万人で、アテネ五輪と比べると1500万人増えているという。
これはもちろん、開会式の派手な演出や、水泳のフェルプス選手らスーパースターたちの大活躍といった要因によるところが大きいとはいえ、ネットもそこに一役買っているのではないか、との分析が目立つ。初の「ブロードバンド五輪」とも称される北京五輪といえども「ネットだけで視聴する」層は意外に少なく、むしろ、「ネットでチェックし、テレビで楽しむ」層が多いのだ。