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松本零士インタビュー「夢は宇宙へ」(11)人生泣きっぱなしではダメ (1/3ページ)
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−−教授を務めている宝塚造形芸術大では、漫画家を志す学生にどんな講義を
松本 個性も大事ですが、まずは、雑学の大家でなくてはいけません。だから「エロ本から専門書まで何でも読め。損することは何もない」と。それと、「ケンカに負けてもいい、負けた心境が描ける」とも言っています。体験がすべてのもとになるわけです。
−−やはり体験が大事なわけですね
松本 それから、体験とも相通じますが、「自分の目で見ろ」とも。僕が世界中をうろつき回って、武装してまで危険なところに踏み込んで行ったのは、自分の目で見たかったからです。そうでないとボリューム感が把握できませんから。においや温度、気圧も含めて、実体験をしておかないと架空のものしか描けないわけですよ。
−−一目見たらわかりますか
松本 他人の絵を見ると、それが写真だけ見て描いているな、というのは、すぐに見抜けます。そう言った手前、正直に言いますが、僕の描いているものの中で地球はインチキなんです。宇宙から見た地球は、写真でしか見ていませんから。
−−そういうことを学生に教えているわけですね

