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松本零士インタビュー「夢は宇宙へ」(6)「男おいどん」さながらの下宿生活 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:マンガ
−−本郷での下宿生活について、もう少し聞かせてください
松本 僕はなぜか虫に食われない人間で、ダニまでが僕をよけて通るんです。新聞を読んでいると、何か小さい虫が新聞の上を横断していく。最初は「同じ部屋に生きている者同士だ」と見逃してやっていたんですが、ダニだとわかって、売り出したばかりのバルサンをたきました。ビンにいっぱい、ダニの死骸(しがい)がたまりましたよ。
−−やはり「男おいどん」は実話に基づいて描いたのですか
松本 やや誇張はしていますが、ウソは描いてません。僕は8カ月、風呂に入らなかったし、1年以上風呂に入らなかったヤツもいました。食べ物も本当になかった。
−−生活は楽ではなかったのですね
松本 非常用に「タタミ貯金」といって、タタミの目の間に100円玉なんかを入れておくわけです。それすらなくなったら質屋に行くしかない。質屋も優しくてね。3000円で買った時計を持っていくと「カネがないのか」といって3500円貸してくれたり。ただ、質屋に行ったのが下宿のおばちゃんにバレると、大変なことに…。
−−お説教ですか

