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【サブカルさーふぃん】アニメ “おとぎプロ”インスタント・ヒストリー
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■日本初のTVアニメ
日本で最初のテレビアニメ・シリーズをご存じだろうか。
「鉄腕アトム」? (ブー!不正解)。アトムは初の30分ドラマアニメとしてのインパクトが強かったために、「初めての…」と思われがちだが、最初のアニメ・シリーズは“おとぎプロ”の「インスタント・ヒストリー」だったのだ。
おとぎプロは昭和31年、東映動画(現・東映アニメーション)が創立されたときに、「フクちゃん」の漫画で有名な横山隆一先生自身のアニメ制作プロとして設立された。「ふくすけ」「ひょうたんすずめ」など劇場用のアニメ作品を制作していたが、テレビ放送が始まってCMなどにも仕事の範囲を広げ、初のテレビ用のアニメ・シリーズとして昭和36年に制作したのが「インスタント・ヒストリー」だった。
その日、その日の出来事を、古い、新しいには関係なく、面白い内容を優先に取り上げた1分間の短い作品、短いが毎日だから合計365本、6時間を超える“小さな大作”なのだ。
「セント・ニコラス死ぬ」「クリカラ峠の合戦」「双眼鏡の父アッベ生る」など、漫画家としての目を感じる選び方が面白い。杉並アニメーションミュージアムの「横山隆一・手塚治虫二人展」で、11月24日まで上映している。(杉並アニメーションミュージアム館長 鈴木伸一)

