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赤塚ギャグ漫画3大傑作文庫版 “280万部でやんす”
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今月初めに死去した赤塚不二夫さんの代表作を文庫化した竹書房の漫画文庫シリーズ「天才バカボン完全版(全21巻)」「もーれつア太郎完全版(全9巻)」「おそ松くん完全版(全22巻)」の総発行部数が27日現在で280万部に達した。需要増で同社がこのほど一挙に50万部の増刷に踏み切ったからだ。
赤塚ギャグ漫画の3大傑作とされるこれらの作品を完全版で文庫化しているのは同版元だけ。平成6年6月に「天才バカボン」を、同年11月に「もーれつア太郎」を、16年11月に「おそ松くん」を、それぞれ刊行スタートした。
文庫化にあたっては作品の巻末にキャラクター解剖などの読み物をつけたほか、タモリ、篠山紀信、デーブ・スペクター、筒井康隆といった赤塚漫画ファンの、各巻重複しない著名人による解説がついていて、どれも読み応えがある。刊行の古い巻には石ノ森章太郎、由利徹、谷岡ヤスジ、杉浦茂といった、すでに鬼籍に入った人の名前も。
同文庫の企画を推進した竹書房本部長の中村陽介さんは「最初に(赤塚)先生のもとに文庫化のお願いにうかがったときは『竹(書房)かあ』などとおっしゃりながらも快く引き受けてくださいました。亡くなられてから世間では先生の人間像がクローズアップされていますが、作品のほうもぜひ読んでいただきたい。現代社会にも十分通じる並外れたユーモア感覚は、若い世代の人たちにも伝えていきたい日本の財産だと思います」と話している。(宝田茂樹)



