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【人、瞬間(ひととき)】あの作品 漫画家・一条ゆかりさん(58)(下) (1/2ページ)
このニュースのトピックス:TVドラマ
■次は何をして遊ぼうかな
恋愛少女漫画家、と呼ばれる。だが、ロマンスコメディーやメロドラマのような作品ばかりを描いてきたわけじゃない。『デザイナー』『砂の城』『夢のあとさき』…。骨太で大人向けのもの、女性の一生に焦点をあてた作品など、従来の少女漫画とは一線を画する世界を描いてきた。
「これといった型にとらわれたくなかった。いろいろなものを描けるのよ、ってね。シリアスな作品を描いたら、コメディーを。内面の葛藤(かっとう)や華やかな世界の裏側を。少女漫画誌には合わないといわれたりもしたけれど、“王道”じゃなくてもいいかな、と」
そんな中、昭和56年から「りぼん」(集英社)に『有閑倶楽部』を連載した。金と暇と恵まれた環境をもてあます男女6人の高校生が、さまざまな難事件・珍事件に首を突っ込み、解決していくという奇想天外なストーリー。甘いだけの恋愛ネタはなし。これが、累計2500万部を超える大ヒットに。代表作のひとつとなった。
「なんか、少女漫画って“ちょっと低く”見られている感じがあるでしょう。だから、アクションや冒険や人生ドラマを盛り込んで、少年誌でも掲載できるような作品を−と思ったわけ」

