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【サブカルさーふぃん】アニメ 銀河鉄道999の世界展
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■夢のない時代だからこそ
宇宙飛行士の星出彰彦さんは、子供のころに見た「銀河鉄道999」で宇宙に対するあこがれを持ったという。今年6月には、「いつか自分も行ってみたい」という夢を実現させ、スペースシャトル・ディスカバリーで宇宙へ飛び、日本の宇宙実験室「きぼう」の完成に貢献した。
その夢の原点になった銀河鉄道999に焦点を当てた「銀河鉄道999の世界展」が杉並アニメーションミュージアムで、現在開催されている(8月24日まで)。館内では子供より大人の方が熱心に見ている姿を見受ける。それもそのはず、今年はこの松本零士原作の漫画が映像化されて30年になるのだ。
大宇宙をシャトルではなく、クラシックな機関車が引く列車(実は銀河超特急999号)が煙を吐きながら進んでいく画面など、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』からの発想ではあるが、雄大なSF的大作だった。機械の身体を求めて、星野鉄郎少年が謎の女性メーテルと宇宙間の星のステーションを巡りながらいろいろな経験を積み、成長していく物語は、当時の小・中学生に強い印象を与えたものだった。
温暖化問題、物価高、無差別な殺人…。夢の持てない社会に、宇宙を眺めることは唯一許される自由で豊かな時間かもしれない。(杉並アニメーションミュージアム館長 鈴木伸一)

