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現代美術家・ヤノベケンジさん 初「舞台」オブジェで大暴れ

2008.10.11 08:40
このニュースのトピックス舞台
ヤノベケンジが初めて、舞台美術を手掛けたパパ・タラフマラの舞台「ガリバー&スイフト」(撮影・Miwa Ohba)ヤノベケンジが初めて、舞台美術を手掛けたパパ・タラフマラの舞台「ガリバー&スイフト」(撮影・Miwa Ohba)

 現代美術家のヤノベケンジさんが初めて舞台美術を手掛けた、パパ・タラフマラの公演「ガリバー&スウィフト」が東京・新大久保の東京グローブ座で上演されている。「ガリバー旅行記」で知られる英作家、スウィフトの破天荒な生涯を、舞踊、音楽、芝居などで表現する作品で、ヤノベ氏が生み出した大小さまざまなオブジェが、絶妙のコンビネーションで出演者と絡み、斬新な舞台を盛り上げている。

 ヤノベ氏が、公演を企画した小池博史さん(作・演出・振付)から、電話で依頼を受けたのは昨秋のこと。「具体的にプランを考えたとき、ヤノベさんのオブジェが頭に浮かんだ。これはお願いするしかないとひらめいた」と小池氏。12月に初めて会ったときにはまだ台本もない状態だったが、ヤノベ氏によると「昔からの知り合いのように」意気投合したという。

 「ネコの視点がおもしろかった。ぼくも舞台のことを勉強して役者さんたちの高い身体能力を最大限に生かせるようなものを目指した。小池さんのアイデアをふまえて、4つの球体を考え、どのようにも動かせるキノコのような形のオブジェを作りました」

 作家でもあり、司祭でもあったスウィフトの人生を、飼いネコの目を通して描いた抽象性の高い作品。オブジェ自体が回転し、中から出演者が飛び出すなど、さまざまな演出が見もの。出演者は舞台上を所狭しと動き回り、生演奏でダンスパフォーマンスを行う。

 「おもしろい仕事になった。ぼくは舞台を破壊したかったし、美術のカテゴリーの中で表現してきたこととは違う、何か新しいものを打ち出したかった」

 舞台美術の制作にあたったのは、ヤノベ氏が教授を務める京都造形芸術大学の学生と作った工房、ウルトラファクトリー。プロのモノ作りの厳しさ、楽しさについて、学生たちに実践的に教える場にもなった。

 公演は12日まで。問い合わせは(電)03・3385・2066。(生田誠)

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ヤノベケンジが初めて、舞台美術を手掛けたパパ・タラフマラの舞台「ガリバー&スイフト」(撮影・Miwa Ohba)
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