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「情炎」 能と新内、タンゴで源氏物語を
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日本とアルゼンチンの修好110年を記念して、両国を代表する芸能であるタンゴと能、新内で織りなす公演「情炎」が10日、東京・五反田のゆうぽうとホールで行われる。紫式部が書いた『源氏物語』の登場人物である光源氏、六条御息所(みやすどころ)を中心に、情熱的な恋の世界が音楽と舞踊を通して描かれる。
公演は、両国の修好100年の年に、当時の小渕恵三首相から民間レベルで文化交流をしてほしいといわれたのがきっかけ。
「構想8年、2年の準備期間をへて、ようやくこの公演の形で実現させることができる」と総指揮のタンゴ歌手、香坂優は話す。
題材は日本が世界に誇る文学の世界を選んだ。メンバーは、アルゼンチン国立タンゴアカデミーのファン・トレピアーナらが来日し、日本に住むダンサーのファン・ギダらが踊る。日本側は歌手の香坂のほか、新内の人間国宝、鶴賀若狭掾(わかさのじょう)らが参加する。
「タンゴはストレート、能は静かなもの。新内の音楽がつないでくれる。ブエノスアイレス生まれの六条御息所を歌で表現するのが私」(香坂)。三隅治雄・芸能学会会長が構成と脚本、コシノジュンコが衣装を担当するなど、多彩なメンバーが公演をサポートしている。来年3月にはブエノスアイレス公演も予定されており、2つの国の異文化を結んで国際親善を深める公演となりそうだ。
午後2時、7時開演の2回公演。問い合わせはTEL03・3234・9999。
(生田誠)

