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【インタビュー】あり得ないから描ける…映画「コドモのコドモ」萩生田宏治監督 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:映画
「まゆをひそめられかねないテーマだけに最初は映画化をためらった」。小学生の出産を描いたセンセーショナルな作品「コドモのコドモ」を撮った萩生田(はぎうだ)宏治監督は打ち明ける。だが、「あり得ないフィクションだからこそ描ける世界がある。大人の思惑を超える感動を描こう」と決めた。迷いを消し去ったのは、原作のテーマの根底に流れる“小さな子供に秘める無限の生命力”だった。(戸津井康之)
原作は漫画家、さそうあきらさんの同名コミック。
〈小学5年の春菜(甘利はるな)は妊娠の自覚がない。しかし、同級生たちはおなかが膨らんでいく彼女の異変に気付き、妊娠を確信する。同級生たちは大人に黙って出産を手伝おうと計画する…〉
リスクは承知していたが、「子役のキャスティングはいつも以上に慎重に行いました」と萩生田監督は言う。オーディションでは子役本人はもちろん保護者とも話し合い、物語のテーマを理解し、賛同してくれることを出演の条件とした。
演出にも慎重さが求められた。「思春期の子供たちの演技指導は大人の俳優に対する演出とは異質のものでした」と明かす。
「自分の地を出すことが本当にリアルな演技だと思わないでほしいと子供たちに伝えました。ここで演じる役はプライベートの君たちとはまったく違う存在なのだと理解してもらいました」。現実と虚構の境界線を守るためだった。
「その代わり演じる役柄が体に染みつくまでリハーサルを徹底的に行う必要がありました」。各シーン100回以上、リハーサルを繰り返したという。
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