ニュース: エンタメ RSS feed
【ヅカファン必見】轟悠の素顔(3)“憧れの人”に背中押され (1/2ページ)
このニュースのトピックス:TV番組
着物と袴(はかま)姿の2人からは、華やかで、圧倒的な「オーラ」が漂っていた。中学3年生だった轟の目の前にいたのは、当時の月組の主演男役と娘役トップ、大地真央(昭和60年退団)と黒木瞳(同)。この出会いが轟の人生を決定的に変えた。
その約1年前、深夜のテレビ番組でジェームズ・ディーン役の大地真央を見て、タカラヅカファンになった。だが、すぐにタカラジェンヌへの道を目指したわけではなかった。テレビで公演を見たり、熊本市で行われた花組公演に出かけた程度で、中学卒業後は、合格した福岡県内の私立高校に入学するつもりでいた。当時は、獣医やパイロットになる夢を抱いていた。
大地と黒木との出会いをつくってくれたのは、日本舞踊の師範をしている大叔母。歌劇ファンの轟を喜ばせようと、つてをたどって、テレビ収録で淡路島を訪れていた大地と黒木に対面させてくれたのだ。憧(あこが)れていた大地との会話が、轟が進む道を示すことになった。
「音楽学校は受験しないの?」
あまりの緊張から黙っていた轟に、大地はそう話しかけた。
「受けません」
もどかしそうにそう話す轟をみて、大地は少し笑いながら言った。
「受けたらいいのに。男役さんしたら?」

