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【ヅカファン必見】轟悠の素顔(1)“至宝”春日野から渡されたバトン (1/2ページ)
このニュースのトピックス:舞台
「The Top Of Tops(トップの中のトップ)」
芸歴24年目となる轟は、宝塚歌劇団の関係者やファンにこう呼ばれている。
「花」「月」「星」「雪」「宙(そら)」の5組と、芸が秀でた役者が属する「専科」からなる歌劇団。現在約450人が所属する中で、轟は舞台に立てば各組の主演男役を押さえて常に主役を演じ、舞台を離れても理事として歌劇団の運営にかかわっている。それが「トップの中のトップ」と呼ばれるゆえんだった。
「呼ばれるからにはそういう存在でいないといけないと思っています」
その轟でさえ緊張した舞台がある。平成16年の元日、宝塚大劇場(宝塚市)で行われた祝典舞踊「飛翔無限」だ。
大正2年に創設され、翌3年に初舞台が行われた歌劇団はこの日、90周年の幕を開けた。「タカラヅカの至宝」と呼ばれる歌劇団名誉理事の春日野八千代と、同理事の松本悠里とともに轟は日本舞踊を披露した。
「飛翔無限を開演いたします」と轟が宣言し、幕が上がる。春日野が1人で舞い、入れ替わるように轟と松本が登場。フィナーレは3人そろって演じたのだが、そこは、選ばれた者しか立てない舞台だった。
竹をあしらった豪華絢爛(けんらん)な着物に扇子姿。左右に約30人の男役と娘役が控え、中央には春日野がいる。体がこわばるのを感じたが、背筋を伸ばし、凛(りん)として舞い続けた。
「特別な経験でしたね。お客さまにも緊張感があって、普段とは全く違った空気が流れていました」
轟はこの年、大きな意味を持つ舞台をもうひとつ迎えている。9月に日生劇場(東京都)で開幕した記念公演「花供養」だ。


