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【歌舞伎】海老蔵、時蔵 充実一途、成長の役 (1/2ページ)
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9月は、歌舞伎俳優が都内の4劇場で競い合う。新橋演舞場(東京・東銀座)では、中村時蔵、市川海老蔵、市川亀治郎らによる「新秋九月大歌舞伎」を上演。昼の部の「源平布引滝(ぬのびきのたき)」で木曽義賢(きそよしかた)、斎藤実盛役を務める海老蔵、夜の部の「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」で中老、尾上(おのえ)役を務める時蔵にそれぞれ話を聞いた。
海老蔵は今年、歌舞伎の舞台にどっぷりとつかっている。「今は勢いがあって勉強するとき。堅実、着実にやれればいいが、今回もかなり大変な役どころ」と気を引き締める。
昼の2役に加え、夜は時蔵の相手となる局(つぼね)、岩藤役も。憎々しい敵役の岩藤も楽しみだが、義賢、実盛というりりしい武士の姿はぴったりの役どころだ。
「源平布引滝」は、源義経、頼朝らが活躍する以前の源平合戦を描き、木曽義仲の父(義賢)や家来(実盛)らが活躍する。兄の仇を討ち、妻と娘を残して壮絶な戦死を遂げる義賢、主君のために若君(後の義仲)の命を助ける実盛など、苦労を重ねる源氏方の人々が描かれる。
「彼らがいなければ、源氏再興はならなかった。実盛は100回以上務めて、ぼくの中では身についている役。義賢は初役でこの役を発掘した(片岡)仁左衛門のお兄さんに習う」
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