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デヴィッド・ルヴォー演出「人形の家」 宮沢りえとコンビ、斬新舞台も
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国際的に活躍し、日本でも輝かしい実績を誇る英国の演出家、デヴィッド・ルヴォーが5日から、東京・渋谷のシアターコクーンで、イプセン作「人形の家」を演出する。今回コンビを組むのは宮沢りえ。自立するヒロイン、ノラを通して、どんな新しいドラマを投げかけるのか。3年ぶりの日本での演出作品が注目される。
ロンドン生まれのルヴォーは90年代に東京に本拠を置き、森下のベニサンピットから数々の名作を世に送り出した。現代的な解釈を加えた古典作品を、斬新な舞台(装置)で観客に提示。女優の魅力、存在感を最大限に引き出す力に秀でている。
初のコンビを組む宮沢について、ルヴォーは、「天性のカリスマ性を持った女優。彼女の舞台を初めて見たとき、頭の回転の速さが見えた。他の俳優のマネをしない独立精神が旺盛なタイプだと思う」と評する。
「人形の家」は、イプセン作品の中で最も有名。明治以来、上演機会も多く、家を出て自立に向かうノラは、封建的社会から脱した近代日本の女性たちの共感を呼んだ。
夫(堤真一)のために借金をし、借用書に父親の署名を偽造したノラ。事実を知った夫の態度を見て、彼女は家を出ることになる。
「ノラは夫に見知らぬ他人を見て、女としての自我を取り戻す。それは、現代の日本女性にも共感できるテーマでしょう」(ルヴォー)
新しい演出プランとして、舞台の四方を観客が取り囲み、90度ずつ回転させる。観客は俳優の100%の姿に接することになる。
30日まで。問い合わせは(電)03・5423・5906。(生田誠)

