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「青猫物語」 北村有起哉・黒谷友香 恋愛喜劇で舞台初共演
俳優の北村有起哉と黒谷友香が舞台で初共演する。劇作・演出家のマキノノゾミが平成6年に発表した「青猫物語」。12年ぶりのリバイバル上演で、2人は意外にも初めて、恋愛喜劇に挑戦する。
昭和初期。個性的なマスター(きたろう)が切り盛りするカフェ「青猫」が舞台。生真面目な新劇青年、八起(やおき)静男(北村)は、そこで働く踊り子、そら(黒谷)に恋している。きょうこそはプロポーズしようとするのだが、トラブルが続出し…。
北村は「八起は間の悪さが天下一品。どこか欠けているけれどもいとおしい、おばかで変わった人たちが登場する中で、流されずに八起らしさを探していきたい」と話す。
一方、天真爛漫なそら役の黒谷は「そらは悪気のなさが天下一品。変な裏表がない女性です。完璧ではないから一生懸命でドタバタしていますが、人に愛されるキャラクターをきちんと作り上げたい」。
個性派俳優としてドラマや映画、舞台で活躍している北村にとって、初のラブストーリーにして初の喜劇。これまでのシリアスな雰囲気とは違った一面を見せてくれそうだ。
「やってみたかったジャンルです。緻密に作りこまれたコメディーなので、ひとつ歯車が狂うと全体が崩れてしまう。大変さと面白さが紙一重で、やりがいがありますね」
また、近年は劇作・演出家、つかこうへいの舞台での熱演ぶりで新境地を開いた黒谷も喜劇は初挑戦。
「けいこでいろいろ試しては、クスクス笑いながらやっています。じっくり練り上げて、自分なりに何か新しいものをつかむことができれば」
台本は今回のキャストに合わせてマキノ自らがバージョンアップし、コメディーの旗手、山田和也が演出を手がける。
「ハッピーエンドは“お約束”なんですが、不器用ながら一生懸命生きている人たちの群像劇を通して、消えにくい余韻を残せれば」と北村。2人は、「堅いメッセージはなし。見終わって温かい気持ちになってもらえる作品にしたい」と声をそろえた。
9月5日から28日まで、東京・日比谷のシアタークリエ。(電)03・3201・7777。

